炭酸ガス施用 その20

炭酸ガス施用が続いています

本日は前回の続きでも

前回のおさらいとして

とにかく炭酸ガスは無駄がなく、とことん有効活用したい
そのためには、暑さを我慢してとことん換気を遅らせるのがいいじゃないかと

なぜなら換気をする頃になってもハウス内の炭酸ガス濃度は外気より高いのが大半ですから



でも実際のところはそんなことはあまりしていないです

意思が弱いのか?

ある意味そうかもしれないですね


この方針に真っ向から異を唱える意見もありまして
振興センターさんの意見ですけど

振興センターの指導方針では

いったん換気をして湿度を下げる必要がある
換気するまでは湿度が高すぎて光合成も活発に行えない

換気をして炭酸ガスを逃がしてしまうデメリットより喚起しないことによるデメリットの方が大きいとのこと



ハウス内の測定データは振興センターにも提供しています

担当の普及員さんから、そのデータのことで電話がかかってくることもあります

昨日のこの時間帯、えらい気温が高くなってますね
もうちょっと早く換気をした方がいいんじゃないか と

なかなかよくチェックしてるやないかと思いながら

その日は炭酸ガス濃度が高くてついちょっと粘ってしまってね

とか言いながら言い訳するんですけど


私もいろいろ事情があってハウスへ行くのが遅くなってしまうこともあります
つい寝過ごしてしまったりして

そんなことはいちいち言わないんですけども



このことを人に言ったことがあるんですけど、こう言われました

パスワードをこっそり変えたったらいいんちゃう。そうしたら向こうも見られへんで と

さすがにそんないげつないことはとてもじゃないけどようしません
むしろうちとこのデータを見てもうことは光栄なことだと思ってるんですから


それからこんなこと言う人もいました

あーあ、そんなことしたから、こんなアホなことしてると笑われるわ と

ひねくれた性格やなと思って聞いていましたけど


振興センターの方はアホなことしてますねとか言わないですよ

監視してるわけじゃないんですけど、見させてもらっています と言ってました


当初はいろいろやりましたね

換気をいっぱいした後に閉めこんでから炭酸ガス発生装置を起動させたりとか

すぐこれはダメだと思ってやめましたけど


巡回に来た時にそこまでこだわる必要はないと思いますと言われました

やっぱりデータを見てると何をしてるのか分かるんでしょうね
そのことについては触れてなかったですけども

まあ、別に後ろめたいことをやっているわけじゃないんで、どうぞお好きなだけ見てくださいという感じなんですけど



ところで換気の話に戻りまして

監視してるわけじゃないけど、いちよう見てるんか
笑われているわと言う人もいたけど、あんたがそうやからと言って他の人もそうやと思ったら大間違いやでと思いながらも

まだいけそうな気がするんだけどいちよう換気しようかなと思って換気してしまう自分がいてます


炭酸ガスは無駄なくトコトン有効利用するぞという気があったので、当初換気する時は清水の舞台から飛び降りるような気持ちで喚起しましたね

でも何度も清水の舞台から飛び降りていると、それもだんだん慣れてきました

でもごくまれですけど炭酸ガス1000PPM以上逃してしまう時もあるんです
その時はさすがに、あーやってもうたという気がしてしまいます


なかなか難しいことが多いです。農業は

ということで炭酸ガス施用 その20でした

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炭酸ガス施用 その19

炭酸ガス施用が変わらず続いております

炭酸ガス施用を開始した頃から気温もだいぶぬくくなってきました
日射量も確実に増えています
(ただ、このところ天気がくずれる日が多くなっているのが気になりますが)

ナスの太りもよくなってきている実感はあります


これは炭酸ガス施用効果なのか、それともただ単に温度、日射量の変化によるものなのか
炭酸ガス施用の効果も多少なりともあるような気はしているんですけども

実際のところどうなのかはよく分かりませんが



ところで本日は炭酸ガス濃度について少し

測定装置をつけているので1日のハウス内の炭酸ガス濃度の変化が手にとりように分かります

1日のうちにハウス内の炭酸ガス濃度が一番高くなる時間が日の出前

植物も人間と同じ呼吸を行っており酸素を吸って炭酸ガスを吐き出しています
それと土からも微生物による有機物分解や呼吸によっても炭酸ガスが出ております

夜間は光合成が行われないので、光合成が行われる日の出後までは炭酸ガスが増えていくことになります
(ハウス内を締め切っている場合)


ちなみに外気の炭酸ガス濃度は360PPM~400PPMぐらいだと言われています

地域によっても若干濃度差があるようで、一般的には田舎よりも都会の方が炭酸ガス濃度が高いようです
緑の少ないところも比較的炭酸ガス濃度が高いようです

時間帯でも異なります

特に緑が多い場所では昼間は植物による光合成により夜間より炭酸ガス濃度は下がるようです



ところで日の出前のハウスの炭酸ガス濃度

だいたい1000PPM以上あります
2000PPMを超えている日もまれですがあります

夜温が高いと濃度も高くなる傾向があります
より活発に呼吸が行われるのでしょう



私としては、この日の出前の高い炭酸ガス濃度をできるだけ利用できないかと思うわけですね

考えられる手としては

炭酸ガス濃度が大気レベルまで下がるまで喚起をしない

でも喚起をしないとかなり暑くなります
もうこれ以上我慢できないというくらいまで喚起を我慢するか

天気のいい日はたとえ冬の時期でも、まったく喚起しなければハウス内はかなり暑くなりますので


計測器を見ていると分かるんですが、喚起するとあっという間に大気レベルまで濃度が下がります

あっという間というのはちょっとおおげさですけど、本当に濃度が下がるのが早いです
特に濃度が高いほど急激に下がります


炭酸ガスが拡散性があり濃度の薄い方へどんどん移動していく特徴のためなんですが
これは長所でもあり短所でもありますね

一番いいのは換気する頃には大気レベルぐらいまで植物が炭酸ガスを吸ってくれたらいいんですけど、実際のところはそうはいかないです

喚起したくても、まだまだ外気より濃度が高いというのがほとんどです
他のハウスでは喚起する頃にはちょうど大気レベルまで下がったりするという話も聞くんですが

残念ながら私とこはそうじゃないです
本当に困ったもんですね


とにかく炭酸ガス節約のためには暑さもとことん我慢してやるぞという気概を持っていたんですが・・・・・・・・・・・・

暑さに負けてしまった?

そうじゃないんです


まあ、今日はこのあたりにしとこうと思います

炭酸ガス施用 その19でした

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炭酸ガス施用 その18

炭酸ガス施用が続いています

本日は前回触れた測定装置のことについて少し


この測定装置、主にスマホや家のパソコンなどでデータを見ます
一日の流れを表したグラフなどは画面の大きいパソコンで見るほうがずっと見やすいです

インターネットが繋がっている環境ならIDとパスワードを打ち込めば世界中のどこからでも見ることができます
改めて文明の発展とはすごいと思います



ところで以前、振興センターの方が巡回に来た時のことなんですけど
私の地域担当の普及員さんとそれを指導するベテラン普及員さんの2名が来られました

その時に言われたのが

測定したデータを参考に見せてもらえないか 
IDとパスワードを教えてくれないか と


ベテラン普及員さん曰はく

そのデータは振興センターでも分析して気づいた点があれば指摘させてもらいます
担当の普及員が分析するとのこと
その分析力は私が保証します と

そういうことがあって分析をお願いすることにしました


でも仮に

担当の普及員が分析しますけど、その分析は期待しないでください
その分析力のなさは私が保証します

ということであっても私は

そういう分析なら参考にすることはまずないと思いますけど、いちようお願いしときます

と言ってたと思います


実際は違うんですけど
その分析力は私が保証しますということだったんですけど

担当の普及員さんもまかしてくださいと言うものだから

そういうことなら信用させていただきます
分析の方、よろしくお願いします

と言ったんですけど



でも仮にデータを提供してもたいした分析できないということであってもデータを提供していたと思います

なぜなのか?

今回の導入に関しては県と市から補助がおります
県が協力してほしいというのなら当然それに協力する責務はあると思います

いろいろな情報を共有していくということも大切なことですし

でもそれは建前であって本音じゃないです



やっぱり参考にさせてもらいたいと言われるだけでもありがたいんじゃないかなと
正直、そんなこと言われるとは思ってなかった

全然気にもされないよりはよっぽどいいんじゃないですか


それと自分とこのハウスのデータを見せることで少しでもお役に立てるかもしれないということは考えてみれば光栄なことですよ

同じ人間なら少しでも人様のお役に立てる人間である方がいいじゃないですか
そんなことでお役に立てるならいくらでも協力しましょうと

これが本音ですね


でも、うちとこのハウスのデータなんか見て役にたつのかな?
役にたつから見せてくれと言ってるんじゃないということにしとこうと思います


IDとパスワードが来た時は、これは金庫にでも入れて厳重に管理せないかんなと思った時もあったんですけどね
と言っても金庫なんか持ってないんですけど

そんな大切なIDとパスワード

普及員さんに控えさせてもらっていいですかと聞かれて

どうぞどうぞ と気持ちよくお見せしました


もしかして自分は人が良すぎるのかなあと内心思ったりもしたんですけど、そんなことはないですね
人として当たり前のことをやったまで

でも気持ちいいもんですよ
人として当たり前のことをするとね


ということで私とこのハウス内の環境データ

見るのは私だけじゃないです
どうせ見るならたくさんの方に見てもらったらいいんじゃないかと思っています

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炭酸ガス施用 その17

炭酸ガス施用が続いています

本日は炭酸ガス発生装置の様子を

274.jpg
これが炭酸ガス発生装置
ここから炭酸ガスが出ます

そういや草がたくさん生えてきてしまっていますね
草の処理もしないとダメです

275.jpg
これはダクトファンと呼ばれる物です

発生した炭酸ガスをこれに吸い込ませてダクト(ビニール)を介してハウス全体に炭酸ガスが回るようにします

276.jpg
炭酸ガスの噴き出し口のをダクトファンに向けています

噴出し口とファンを直接つないだ方が効率的なのではと思ったのですが、そうすると不完全燃焼の恐れがあるということでファンと噴き出し口は少し距離をあけています

277.jpg
このようにダクトを介して炭酸ガスがハウスの奥まで運ばれます

278.jpg
さっきの写真は親ダクト
各連棟ごとに子ダクトをはわしてそこから炭酸ガスが出るようになっています
(子ダクトには小さな穴が空いています)


このほかに濃度コントローラーと測定装置も設置しています

日中、喚起している間はむやみに炭酸ガス濃度を上げても天窓より炭酸ガスが逃げていってしまいます

できるだけ環境負荷をかけないためとコスト削減もかねて、濃度コントローラである一定の濃度まで下がると稼動するように設定しています

基本は外気と同じレベルの炭酸ガス濃度を保てるように

測定装置での数値を見ながら微調整したりしています
外気と同じレベルの炭酸ガス濃度であれば理論上はハウス外に炭酸ガスが漏れることはありません

炭酸ガスは空気より重いので上から下に移動するように思いがちですが、実際はそういう移動はしないそうです
拡散性があって濃度の薄い方へ移動していく習性があります



それと測定装置

ハウス内の炭酸ガス濃度
気温
湿度
光線の強さ
地温
飽差(大気中に含まれている水蒸気量を示します。これが光合成に大きく影響を与えるとして最近注目されています)

これらが測定装置で計測されています
14年ぐらいのデータ量が保存できるようで、過去のデータと比較することも可能です

オプションで他にも測定できるものがいろいろあるようです。
オプションはどうしようか検討中


この測定装置でハウス内の環境がだいぶ数値化されて具体的に分かるようになりました
特に炭酸ガス濃度なんかは

これでハウス内環境がすべてが分かるというわけではないですが、今まで勘だけが頼りだったのがかなり数値化されるようになったのは間違いないです


ただ単に計測しているだけではダメだと思います
これを活かしてこそ価値があるというものです

この数値化されたデータをいかに活かすか
そこが農家の腕の見せどころかもしれません

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炭酸ガス施用 その16

3月に突入しました

ここ安芸では寒さもだいぶ和らいできました
いよいよ春に向けて徐々に量産体制に入る季節になってきました

前作は残念ながら量産体制に入れなかった
やっぱり病気の影響が大きくでたんじゃないかと自分では思っているんですけども

今作は現段階では病気は今までの中で一番マシ
さらに炭酸ガス施用も加わった

量産体制に入りだしてもおかしくはないとは思うんですけど、こればっかりは分からないですね
そうありたいとは思うんですが



ところで炭酸ガス施用をやっているとやっぱり天気の影響は大きいというのは実感します
天気が悪いと炭酸ガス発生装置がほとんど稼動しないですから

農業を行っている者から言わせてもらうと、やっぱり晴天が続いてほしいです

雨がないのも水不足で困ることになるので雨が降るなら夜に降っていただきたいです
曇りも夜に曇っていただいて、日中はすかっと晴れがいいです

お月見を楽しみにされている方からはそれは困ると言われそうですけど


天気を自由自在に操ることができれば農業は大きく変わるだろうと思うんだけど
だけど実際そんなことは無理な話で農業は今だに自然まかせの部分が大いにあると思います


でもどうすることができないようなことでも、それを少しでも影響が小さく最低限度の影響で済むように努力していくことが農業なのかもしれません

天候のせいや運のせいなんかできないですからね



ちなみに農業には運もあるということを聞くこともあるんですけど、個人的にはこれは違うと思っている

運が良くて取れることもあるというようなことを聞くことがあるんですけど、運がいいだけで取れないですよ
なんぼ運が良くてもそれなりの努力をしなきゃ

でも実際に農業をやっていると運もあるかなと思うこともありました
詳しく書くと話が別の方へ向かってしまうので詳細は省きますが


1作目の収量を人に言った時、その収量やったら下の中の下やと言われたことがあります
ナスを作った初めての作は人に言うのも恥ずかしいくらいしか取れなかったんです

あれは運が悪かったんじゃないかと思う時もありましてね

でも振り返ってみると誰一人と運もあるからとは言ってくれなかったです
誰か一人ぐらいそういうこと言ってくれる人がいてもいいんじゃないかと思いますけど


もし残念ながら取れなかったと言う人がいたら私はこう言ってあげます

農業は運もありますから と

運もやっぱりあると思います


逆に取れたという人には絶対にそんなこと言わないです

運だけで取れるんだったら誰も苦労しないですよ
取れたのにはちゃんとそれなりの理由があるはずです


まあ、実際問題は運もあるかなと思う部分もあるんですが

でも取れなかった時にそれは運やとは人は言ってくれません

たとえそうだったとしても

だから、それに立ち向かっていく努力をしていかないといけないですね
そこが栽培技術であり農家の腕の見せどころなのかもしれません

まあ、どこまで出来るか分かりませんが、できることを精一杯やって量産体制に入ることができればと思っています

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プロフィール

Author:いさお
大阪府 堺市出身
ふるさとを離れ高知県 安芸市にやって来ました。
農業でごはんを食べていこうと思い高知県に来ました。
日本一のナス生産量を誇る安芸市でナス農家として新規就農しました。

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