仕方ないですね その2

今日は防除を見送って明日にすることにした。

ナスを収穫するのは以前なら毎日だったけど、だいぶ冷えてきて太りも鈍くなってきたので2日に1回のペースで収穫している。


しかし、ナスをちぎるのはいちよう毎日。
一度に全部ちぎらないで、ハウスの半分くらいのスペースがちぎり終わったら残りは明日といった具合に交互に半分ずつちぎっている。


こうするのは、2日に1回にしてから思ったより多い時があってナスをちぎっていたのだけど、全部ちぎることができなくて明日に回すということが1回だけあった。

こうなると、取りきれなかった部分では翌日大きくなりすぎて、規格外品になってしまうのがいくらか出てしまったため。

そういうことがないようにと念のため。



収穫後はトマトトーンによるホルモン処理作業。

時折、天敵のタバコカスミカメの姿を見た。
まだ生きておったのかとちょっと感激。

不思議なことに今までで一番多い回数を見たかもしれない。

こいつはスリップスと同じく飛ぶことができるので、うまく農薬から逃げれたのか?
しかし、幼虫の姿も見た。
幼虫は飛べないはずなんだが・・・

ちょっと?マーク

こういうのを見ると、使う薬剤もためらいが出てくる。

農薬にもいろいろ種類があって、かなり強力なものから、わりかしソフトなものまでいろいろある。
明日も強烈なものをやろうとしている。




ここでタバコカスミカメのことについて少し触れようと思う。

このタバコカスミカメという天敵は安芸では主役となる天敵だ。
この天敵の特徴として農薬に強いという特徴がある。

強いと言っても、さすがに強力な農薬にはやられてしまうのだが・・・



じゃあ、なぜ農薬に強いのか。

ここ安芸では路地でタバコの栽培がけっこうさかんだったそうだ。
今では以前に比べるとかなりたばこ農家の数も減ってはいるらしいけど。

タバコ農家にとって、タバコカスミカメは葉を食害するにっくき害虫だったのだ。
だから、このタバコカスミカメという天敵はタバコ農家より、これでもかと散々に農薬を浴びせ続けられてきたという歴史がある。

これによって、スリップスやコナジラミのように農薬に対する抵抗性をつけてきたのだ。


それほど強くない農薬ならかかっても翌日もピンピンしているそうだ。

これを見てナス農家は口々にこう言ったそうだ。

よっぽどタバコ農家に虐げられたのだろうと。


タバコ農家よりいじめられつづけられてきた存在が、今では天敵温存ハウスという非常に快適な環境を与えられて愛される存在になっている。

えらい変わりようだ。



このタバコカスミカメは草食、肉食兼用だ。

ナスの葉も少しはかじる。
しかし、ナスは葉は出荷しないのでそれぐらいは大目に見ているといった感じ。

だからほうれん草やレタスなど葉を出荷する作物にはこの天敵を使うことはできない。


ナスの実をかじるという話も聞いたことがあるのだが、ここ安芸ではそういった問題は聞いたことがない。
しかし、ピーマン、ししとうといった作物に関しては、あまりにも増えすぎると実に食害といった被害も出ることがあると聞いた。

でもししとう、ピーマン農家でもタバコカスミカメを天敵として利用しているそうだ。



とにかくこの天敵は農薬にはめっぽう強いのだ。
しかし、限度もあるだろう。

明日以降はいなくなってしまうと思う。
すまんがスリップス君と一緒に死んだってくれとしか言えない。

まあ、仕方ないですね。

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プロフィール

Author:いさお
大阪府 堺市出身
ふるさとを離れ高知県 安芸市にやって来ました。
農業でごはんを食べていこうと思い高知県に来ました。
日本一のナス生産量を誇る安芸市でナス農家として新規就農しました。

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