安芸農業大変革その2 JA土佐あきの偉業

今日は研修お休み。

ところで、2月だったかなあ。
NHKの番組でプロフェッショナル 仕事の流儀という番組で
高知のデザイナーさんが登場していたんですけど
その言葉に
宝は、すぐ足もとにある
というセリフをふと思い出した。

なぜこんなことをふと思ったのか。
これからお話しする内容もそれに関係があるかもしれない。



農業にはハネ物という言葉がある。
これは商品として出荷できないものをさす言葉。

具体的には
形や見栄えが悪かったり、大きくなりすぎたり。
ナスを例で言えば、害虫によって実をかじられて穴をあけられたり傷
をつけられたりしたもの。
(ちなみにハネ物でも味や中身は変わらない。外見を気にさえしなければ
おいしく食べることができる。)
しかし、こんなハネ物はスーパーなどで商品として陳列できない。

そらそうでしょう。
もし、あなたが消費者なら虫にかじられて穴があいてるナスを買います?


そこで、こんなハネ物はどういう運命をたどるかというと
うねや通路にポーンと捨てられる。

うねや通路に捨てられてるナスを持って帰れるなら持ち帰りたい人は
世の中になんぼでもいたと思う。
ただより安いもんは、ありまへんでと言って。
さすがに、これはちょっと遠慮しときますわというのもあるかもしれないけど。
しかし現実にそんなことをしたら、かえって交通費のほうが高くつく
からそんなことはできないんだ。

農協へハネ物を持っていっても受け付けてくれないから駄目。
市場へ持っていけば、受け取ってはくれたらしい。
しかし、キロ単位10円か20円
やっぱりアホらしということで、ポーンと捨てられる運命には変わらない。


少なくとも10年以上前までは。
安芸集荷場(詳細は安芸農業大変革その1 安芸集荷場を参照)ができてから
(10年前)何年かしてからはあまりこういう光景は見られなくなった。
集荷場でもハネ物を取り扱うようになったからだ。

これはJA土佐あきがこういう捨てられている光景を見て、なんとかしないと
いけないと思ったのだろう。


今の世の中の風潮として、
料理をあまりしなくなってきている傾向があるようだ。
そのため弁当屋さんが増えて、スーパーでも惣菜コーナーでは調理済みの
商品がよく見られる。

JA土佐あきの方は
ナスはこれからますます売れないだろうとは思わなかった。
逆にこれはチャンスやでと思ったのだ。


弁当屋さんやスーパーの惣菜コーナーの人達からしてみれば
わいらは形なんか何も気にせえへんで。中身が良かったらそれでええんや。
安かったらもっとええんやけどな。と。

それやったら、ここにええもんありますがなということで
営業活動をどんどんやっていったらしい。
ええもんとはハネ物のことである。
その結果、ハネ物も引き取るようになったのだ。

それで、今までポイ捨てされていたハネ物はどうなったかというと
漬物屋さん、弁当屋さん、加工品業者さんなどに持っていかれるようになった。


ちなみにそのお値段は。以前のように10円、20円ではない。

値段はその日その日でも変わってくるのだが、
今作は(去年9月より)ナスの値段が非常に良かった。
前作は逆に非常に値が悪かった。

前作のいいナス(普通にスーパーなどで売られる商品)より今作のハネ物
のほうが高く引き取られるという期間がしばらくあった。
ハネ物も大きく運命が変わりましたね。


ともかく、こういう大変革をもたらしたJA土佐あきの努力と偉業に
大いに拍手を送りたいと思います。

安芸農業大変革その2 JA土佐あきの偉業でした。

6.jpg
ここが偉業をなしたJA土佐あきの本所です。

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プロフィール

Author:いさお
大阪府 堺市出身
ふるさとを離れ高知県 安芸市にやって来ました。
農業でごはんを食べていこうと思い高知県に来ました。
日本一のナス生産量を誇る安芸市でナス農家として新規就農しました。

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