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値段の不思議 後編

前回の続きをいきます

通常、他の品種より値が少しいい土佐鷹が他の品種より値が落ちてることがありました
品質が他の品種よりいいとされているものの方が安い値をつけることがありました

不思議なこともあるもんです

土佐鷹を作っている農家さんにしてみればおもしろくないですよ
生産コストも他よりかかると言われいますから



これは土佐鷹の値の方が安くなってる時に、土佐鷹を作っている農家さんから聞いた話です

土佐鷹を作っている農家さんにとっては当然おもしろくないことです
そこでその農家さんは集荷場にこう言ったそうです

前作までは土佐鷹とそれ以外とは集荷場の納品レーンも分けられていたんですけど、その農家さんは土佐鷹ナスを土佐鷹ナスのレーンに納入せず、高知ナス(土佐鷹以外の品種)のレーンに納入しますと言ったそうです

品質のいいとされているナスを普通ナスの方に納入するのはそれほど問題はないと思います
その逆はちょっと問題があると思いますけど


集荷場の方から

何もそこまでせんでもと言われたそうです

恐れながら一言だけ言わせてもらうと

そら、そこまでしますよ

農家は品質のいいものをたくさん出して少しでも利益をあげたいと思うものです


ちなみに私の場合はそこまではしませんけど

なぜなら以前のブログでも書いたように

社会への奉仕
農業をやっているんですけど、同時に慈善事業もやっている

そんな精神で農業をやっているもので
でも、やっぱり利益は少しでもあげたいです。農家なんですから


関係機関は土佐鷹の栽培を農家さんにお願いしていました

その方はそれもあって、生産コストが他の品種よりかかるという土佐鷹を栽培してこんな売り方をされたら納得できん
農家は利益を少しでもあげるためにがんばってるんやと

そういう心情を集荷場の方に言ったそうです
その気持ちはよく分かります

結局、どっちのレーンに納入したのかそこまでは聞いていませんけど



それからこれは今作の話です

ちょっとびっくりしたことがありました

先ほどの土佐鷹を作っている農家さんから聞いて知ったんですけど

ちなみに、こちらの農家さんは今作からすべての品種が高知ナスとして一本化されたにもかかわらず、いい物を作りたいと言って今作も土佐鷹を作っている気概のある農家さんですけど


秀品とされているナスでも規格でA品とB品という二つに分かれます

中身は変わらないんですけど、分かりやすく言えば見た目の良さで分けられます
ナスであればなんでもいいというわけではなく、傷もなくきれいで形のいいものを農家は要求されています

私自身は中身が良ければ形なんかどうでもよいんですけどね

そう思っている消費者もたくさんいるんじゃないかと思うんですが、消費者側からの判断基準は外見しかないため、どうしても外見で選んでしまうらしいですね

作った人を知っているとか顔の見える関係などがあればまた変わってくるんでしょうけども


話は戻って秀品(ハネではない正規のナス)でも2種類に分けられます

秀品の中でも一番いい形をしたものがA品
それに比べてちょっと落ちるのがB品です

当然A品の方がB品より値がいいんです。普通は
それが今作、逆転した時があったんです


これにはさすがにちょっとびっくりしましたね

なぜこんなことになったのか?


それはこういうことらしいです

今年、少し前になりますが野菜全般的に値段が高騰したようです
ナスもそうです
この時期にこんな値段を付けるのはそうそうないという話を聞きましたから


消費者の心情としては見た目なんかより少しでも値の安い方へ安い方へ手が伸びたようです

ということは値段の高いA品よりB品の方に多く手が伸びたということです
A品の方へは消費者の手はあまり伸びなかったようです

値段というものはある程度、需要と供給のバランスで成り立っています

その結果、A品よりB品の方が値が高くなるという現象が起きてしまったようです



そこで先ほどの農家さん

それを見て集荷場にこう言ったそうです

うちのナスはA品でとってもらわんで結構です。全部B品で扱ってくださいと


A品をB品として出すのはそんなに問題はないと思いますよ
その逆はちょっと問題があると思いますけども

少しでも多くA品を出そうとがんばている
少しでも利益を出そうと思ってがんばってるんやと

関係機関もA品を少しでも多くだしてくださいと言ってます

気持ちはよく分かりますよ


集荷場の方はなんて言ったんでしょうね?
全部B品にしてもらったのかなあ?

そこのところまでは聞いてないんですけど

もし、全部B品にしてもらったのなら私も便乗して同じことを言ったら良かったかなと一瞬思ったりもしたんですけど


でも私としてはやっぱりどこまでもA品を求めていきたいです
たとえB品より値段が安かったとしても

理由はもういちいち言いません


とにかく不思議なもんです

まあ、値段は気にならないと言えばウソになりますけど、あまりそういうのにとらわれず、いい物をいつでもたくさん出荷できるような農家でありたいものです

そのためにはしっかりがんばらなきゃいけないですね

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プロフィール

Author:いさお
大阪府 堺市出身
ふるさとを離れ高知県 安芸市にやって来ました。
農業でごはんを食べていこうと思い高知県に来ました。
日本一のナス生産量を誇る安芸市でナス農家として新規就農しました。

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